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「機能訓練指導員」とは・・・

【あん摩マッサージ指圧師】【鍼灸師】=「機能訓練指導員」

「機能訓練指導員」は、介護保険法によって定められている職種のひとつです。
ご利用者様一人ひとりの心身の状態に合わせて機能訓練を行い、
できる限り自分で身の回りのことができるように支援していく役割を担っています。

「機能訓練指導員」の仕事は、
まず利用者の生活環境の確認や身体機能の評価から始まります。

ご利用者様本人やそのご家族のご意向も伺いながら、
どのような訓練が必要なのかを判断し、機能訓練計画表を作成して、
機能訓練はこの計画表に沿って行われます。

「機能訓練指導員」という職種はあくまでその役割を意味するもので、
「機能訓練指導員」という資格があるわけではありません。
「機能訓練指導員」として働くためには、
 下記7つの資格の内いずれかを持っていることが条件となります。

・看護師または准看護師
・理学療法士
・作業療法士
・言語聴覚士
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師
・鍼灸師

「機能訓練指導員」として働く【あん摩マッサージ指圧師】は、
ご利用者様の体の違和(肩や首のコリ、腰痛、筋肉ハリ)をマッサージや指圧療法
などの手技により軽快・軽減することを主目的として機能訓練を行います。

また、平成30年からは「機能訓練指導員」の人手不足からその資格要件が緩和され、
【鍼灸師】も「機能訓練指導員」として活躍できるようになりました。
(※「機能訓練指導員」が在籍する施設にて半年以上の実務経験が求められる)


ということで、、
コロナフレイルで低下した“日常生活動作(ADL)”の向上は私達にお任せください!
新たな『機能訓練プログラム』を実施することで、こんな変化が期待できます。 

<お体の変化の現れ方>

①機能訓練開始から約2週間経過後
 → 訓練にお体が慣れ始め、刺激を受け止められるようになります。

②機能訓練開始から約1ヶ月経過すると
 → 徐々に筋肥大、つまり筋肉が太くなってきます。筋肉が太くなる=筋力アップ

③機能訓練開始から約3ヶ月経過すると
 → 筋肉量5~10%、筋力15~20%アップします。


超高齢社会の到来によって膨らむ医療費や介護費用。
これらの削減のために地域で療養する人が
できるだけ自分の力で生活できるようなサポートが求められています。

高齢者は今後まだまだ増え続けていく見込みのため、
高齢者が自分で生活できる能力を保てるように、
これからも「機能訓練指導員」の力は必要とされていくでしょう。
「機能訓練」

2020年06月15日