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傾けて「聴く」

誰に対しても、何事に対しても謙虚に耳を傾ける心

臨床心理学者のカール・ロジャースさんは言いました。
「人は話をすることで癒やされる」

つまり、たくさん聴いてあげることが、
相手のためになるということです。

人の話をただ聞くのではなく、注意を払って、より深く、
丁寧に耳を傾ける「傾聴(けいちょう)」が大切です。

そして、
その「傾聴」には5つのレベルがあるということです。
ご紹介いたします。

・レベル1:相槌(あいづち)をうつ。
・レベル2:「はい」「えー」「なるほど」などと言う。
・レベル3:相手が言ったことを繰り返す。
・レベル4:相手が言ったことを自分の言葉にして(まとめて)話す。
・レベル5:レベル4に加えて相手に共感する。

自分より年上の人や目上の人にはレベル3くらいまで出来ているけど、
年下や後輩には、意外と出来ていなかったりしますね・・・

奥さんの話なんかも、
傾聴して聴くと、どんどん盛り上がっていくものです。

間違っても、「で、何が言いたいの?」なんて言ったらいけません。
最初から結論なんて持っていないことが多いように思います。

ただ、聴いてもらいたいだけだったりすることもあります。
たくさん聴いてくれる人との間には、そこに信頼関係が構築されます。

口は1つですが、耳は2つあります。

経営の神様といわれた“松下幸之助”さんも、
「素直な心というものは、
 誰に対しても、何事に対しても謙虚に耳を傾ける心である」
と言っています。
「傾聴」

2020年08月13日