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「幸せ」になる方法

自分が幸せでいたいから、まわりの人を笑顔にする

人は、自分を喜ばせること以上に、大切な人を喜ばせることに、
より深い幸せを感じるようになっているのではないか、と思います。

1万円で、自分の欲しかったものを買う。これも幸せです。
だけど、同じ1万円で、大切な人を喜ばせることができたときは、
もっと幸せではないでしょうか。

人それぞれかもしれないけれど、私にはどうも、
人間はそんなふうに設計されているように感じられるのです。

だったら、
その本来の設計どおりに生きたほうが、より幸せになれるでしょう。

とはいえ、自分が満たされているという前提がなければ、
人を喜ばせるということに疲れてしまいます。

さっきの例だって、明日のご飯にも困る状態では、
いくら大切な人のためでも、1万円も使うことはできません。


与えたら見返りがほしい。与えたら認められたい。
これは、自分が満たされていないから、思うことです。

満ちていない状態で、人を幸せにしようとすると、
いまだ満ちていない自分の欲求不満を、
相手に思いっきりぶつけることになってしまうと思います。

一番の理想は、
「相手を幸せにすることそのものが自分にとっての幸せであり、
そのあとは、ぶっちゃけどうでもいい。
見返りや承認なんて求めるまでもなく、
幸せにするだけで幸せなんだよ~!」という状態です。

つまり、
まわりの人を幸せにすることで、何より自分が幸せになる。

もっといえば、
自分が幸せでいたいから、まわりの人を笑顔にする。

そのためには、
まず自分を満たすことが大事だし、
自分が喜んでできる範囲を見極めることも欠かせないでしょう。


目の前のご利用者様や、目の前の友人、目の前の家族、
いつもいつも目の前にいる人を喜ばせようとしていたら、
必ず人に喜ばれ、自分も喜べる人生になっていくと思います。

「ご利用者様のために」より、
「もしご利用者様だったらどんなことをしてもらいたいだろう?」
の感覚です。

あの方はどんなことしたら喜ぶだろう?
って考えて行動していたら、ワクワクしてきます。

お土産買うときも、
相手の立場に立てる人は「提供する側なのに」ワクワクします。

千利休はそのことを“一座建立(いちざこんりゅう)”と言いました。
子供の誕生日にお祝いをする。
お祝いされている子供は嬉しくて喜んでいる。

その姿を見た家族みんなもまた、喜びが込み上げてくる。
これは、ご利用者様を喜ばせる仕事をしている人も一緒ですね。

喜んでくれたご利用者様を見て、また自分も喜べる。
そんな素敵な感性でいたいものです。
「幸せ」

2020年08月16日