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「リーダー」次第

自分が変わらなければ、人は絶対に変わりません。

ワコールの創業者“塚本幸一”氏の言葉に、
「リーダーというものは、
 下に対して『俺を信頼せよ』と言うのではなく、
 まず、自らが下を信頼すること」というものがあります。

よく子育ての教訓なんかにもありますが、
子どもは親が言ったように育つのではなく、
親がしてきたように育つということです。

聞いてもらいたかったらまず、聞いてあげること。
尊敬されたかったらまず、尊敬すること。
好かれたかったらまず、好きになること。

明治維新の賢者“吉田松陰”先生は、
リーダーにふさわしい人をこう分析しました。

・第1に、志の大きい人である。
・第2に、熱意が強い人である。
 (外には出さないが内に秘めた熱意は、狂わんばかりのものがある人)
・第3に、仁のある人である。(他人への思いやりにあふれた人)
・第4に、誠の人である。
 (「事を成すは誠にあり」とは松陰の好きな言葉。誠実に人々を見て、誠実に目標に向かう人)
・第5に、私心私欲のない人、少ない人である。

「この人の言うことだったらやります!」「この人にほめられたい!」
そう思ってもらえる部下がいたなら良いリーダーです。

尊敬している人のいうことは喜んで聞きます。
「この人のいうことだったらやります!」と部下にいわれる人は、
部下に対しても「こいつのためだったら何でもするよ」と
常日頃思っている上司ではないでしょうか?

上司だからと偉そうに振る舞っていたのでは、
一見ついていくフリはしていても、
本当にこの人に付いて行こうとは思っていません。

将軍から兵隊を見たら人となりが分かるまで3年かかるけれど、
兵隊から将軍を見たら3日で分かると言われています。

下から見たら人となりはすぐに分かるもの。
どう取り繕っても、遅かれ早かれバレてしまうということです。
良いことも悪いことも。

自分が変わらなければ、人は絶対に変わりません。
人を変えようとすればするほど、苦しい展開が待ち受けているはずです。

組織は、リーダーが代われば結果も必ず変わります。
これからの時代に必要なリーダー力を磨いていきたいです!
「リーダー」

2020年10月24日