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「生活の質」「生命の質」とは何か?

「何を“幸せ”とするか」は 個人によって違う

「QOL」を他者が客観的に考慮するときに
“質”という曖昧なものをしっかりと定義することが
重要になると思います。

おおむね、
社会生活を送る人間の生活の質が高い状態はよく似ています。

・身体的に満足な活動が行えているか?
・経済的にはどうか?
・日常的に行う作業に精神的満足感があるか?
・周囲の人間関係は良好か?
・適度に新しい環境に身を置いているか?
・精神的な安らぎや充実感があるか?
・他者に貢献する活動や気持ちを持っているか? などです。

上記の項目、
これらを最低限満たしていることで「QOL」は向上します。

しかし、詳細の部分になると「何を“幸せ”とするか」は
個人によって違うため、
細かなケアを考えるときにはその点を考慮する必要があります。

例えば、精神的に落ち込んだとき、
他者に寄り添い励ましてほしい人もいれば、声を掛けず、
そっとしておいて欲しい人もいます。

最終的に、精神的に落ち込んだ状態を早く回復させ、
前向きに生活したいという気持ちは同じでも、
その人によって取るべき方法は全く正反対のアプローチが
必要になる場合もあります。

自分が思う方法だけに囚われるのではなく、
相手のことを考慮し、
柔軟なアプローチを検討する必要があると考えています。
【つづく】
「生活の質」「生命の質」

2020年06月25日